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広電車両、ついにヤンゴンでお披露目!


2015年11月7日

広電車両、ついにヤンゴンでお披露目!
鉄道ファン必見! 広島電鉄からの譲渡車両とミャンマー初の路面電化工事の様子をお伝えします。
ヤンゴンのダウンタウンの端っこをゆったり走る臨港線でご紹介した”あまちゃん気動車”。実はもう走っておりません。なぜかというと、この路線をミャンマー初の路面電車が走ることになっており、路線の電化工事が始まっているからです。

ここを走るのは広島電鉄(以下、広電)から譲渡された車両で、ヤンゴンには2015年8月下旬に到着しました。臨港線のレールを利用し、電化した上で、当初の報道では10月末には運用開始される予定でした。
しかし、そこはミャンマー。予定通りにはいきません。ということで、11月になり、既に広電から日本人技術者の方も指導のためにヤンゴン入りしているようなので、現在の様子を見てきました。


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パンソダン通り近くの”あまちゃん気動車”の停車場だった場所(黄色のライン)は、屋根もなくなり、駅の面影は消えました

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パンソダン通りから、臨港線があるカナー通りを西のほうへ歩いて行くと、ありました、架線と信号が!
ちなみに、カナー通りのパンソダンから東方面(パズンダン方面)にはまだ架線は敷設されていません

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信号は点滅していたので、通電してます!

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カナー通りの反対側にはレールがありませんが、信号が敷設されています(看板の真下)

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期待しながらてくてく進むと、ワーダン貨物駅(茶色の屋根)が見えてきます。8月末にはここに広電からの譲渡車両が置かれていました

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ワーダン貨物駅横に建てられた”電車線第一号柱”

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柱につけられたプレートです。ウエストコーポレーションと日本電設工業の名前があります

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ワーダン貨物駅に入ってみると、いたいた、3000形1編成と750形が!
屋根までつけてもらってます

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3000形は目の覚めるようなブルーに新塗装。”MR”(Myanmar Railways)のマークもついてます

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車両の下にも潜れるようになってます

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福岡市電の銘板も残っています。(この3000形は元々は福岡市電として走っていたもので、福岡の路線廃止に伴い、広電にやってきたのです)

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750形はまだ塗装途中のようです。この750形、広電の前は大阪市電だったのですが・・・

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750形に貼ってあったはずの大阪市電の銘板が、なぜか3000形(元・福岡市電)に。

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駅の奥のほうに、広電のもうひとつの3000形が。まだビニールシートを被ったままです

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架線はワーダン貨物駅までで終わっていました

ということで、着々と準備は進んでいます。2015年中に運用開始されるか否か。地元のひとの話題には全くあがらない路面電車ですが、日本の鉄道ファンは固唾を呑んで見守っております。

ヤンゴン トラム 広島電鉄

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