来日回数 1回目が約4割=インバウンド客統計
2016年1月18日
日本にやって来る外国人客が増えています。初訪問の人々は全体の4割に達しているそうです。
「初めて」が37%と最も多い一方、10回を超える「リピーター」も17・1%に達する!
日本を訪れた観光客に「何度目の来日か」を尋ねたデータがあります。
全地域の平均は「初めて」が37%と最も多く、2回目も16・5%と「日本へのビギナー旅行客」は全体の半数を超えます。一方、10回を超える「リピーター」も17・1%に達しています。
ただ、国・地域別では、やはり近隣諸国からはリピーターが多いものの、欧米諸国からの観光客は4〜5割が「初来日」という結果が出ています。「訪日ビザの大幅緩和」の対象となったインドネシア・フィリピン・ベトナムの3カ国からの初回訪日客の割合は軒並み5割前後の高率を示しており、需要が一巡するまではしばらくこの傾向が続くと予想されます。
一方、「初来日客」が占める割合が最も小さいのは香港で、全体の8割超が「2回目以上」と回答しています。香港には古くから日系デパートが進出、現在ではイオンがショッピングセンターを展開していたり、日本の飲食店チェーンが次々と進出していたりなど、日頃から日本のモノに親しんでいる「日本びいき」がとても多いという背景があります。
日本滞在期間は欧米からの旅行者が長め
では、日本での滞在期間はどの程度でしょうか?
訪日客全体の平均は、10日という調査結果が出ています。近隣諸国からの訪日客の滞在期間は5〜6日と短い一方、欧米からの旅行者は10〜13日程度と長めです。
なお、免税手続きが認められる滞日期間は最大6カ月未満と定められています。
伊藤雅雄(いとうまさお)
大学在学中に、中国語と比較文化論、シルクロード史などを研究。卒業後、旅行代理店に就職するも、1997年の香港返還を機に、エッセイやコラム執筆、書籍制作に携わる編集者兼ライターに転向。過去25年以上にわたり、添乗や視察、取材などの目的で日本人が行きそうな外国の街のほとんどを訪れている。特に中国をはじめとするアジア各地に土地勘がある。
2007年夏より英国・ロンドンに在住。2014年からは「日本最大級の旅行情報サイト・トラベルコちゃん」のレポーターとして従事しているほか、バーチャル編集プロダクション・Watch! CLMBの編集主幹として、アジアの新興国に関する書籍の制作に携わっている。
著書に、日本を訪れる中国人観光客について論じた「中国人ご一行様からのクレームです(三修社刊)」がある。
▼伊藤雅雄のインバウンド関係書籍▼
免税販売・ショッピングの手引き インバウンドへのアプローチ
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大学在学中に、中国語と比較文化論、シルクロード史などを研究。卒業後、旅行代理店に就職するも、1997年の香港返還を機に、エッセイやコラム執筆、書籍制作に携わる編集者兼ライターに転向。過去25年以上にわたり、添乗や視察、取材などの目的で日本人が行きそうな外国の街のほとんどを訪れている。特に中国をはじめとするアジア各地に土地勘がある。
2007年夏より英国・ロンドンに在住。2014年からは「日本最大級の旅行情報サイト・トラベルコちゃん」のレポーターとして従事しているほか、バーチャル編集プロダクション・Watch! CLMBの編集主幹として、アジアの新興国に関する書籍の制作に携わっている。
著書に、日本を訪れる中国人観光客について論じた「中国人ご一行様からのクレームです(三修社刊)」がある。
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