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ヤンゴンのダウンタウンの端っこをゆったり走る臨港線


2015年9月2日

ヤンゴンのダウンタウンの端っこをゆったり走る臨港線
ミャンマー・ヤンゴンの川沿いを「あまちゃん電車」がトコトコ走っています。最近は日本人出張者の観光スポットにもなっているとか……。
2014年12月に開通したヤンゴン臨港線は、ヤンゴンのダウンタウンのカナーラン(英文名・ストランドロード)にもともとあった貨物線を利用して、一日5往復、のんびり走っています。実用的というには程遠い交通機関ですが、日本の鉄道ファンには人気の路線でもあります。

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使用されている車両は、元・三陸鉄道と元・伊勢鉄道の気動車が改造されたもの。開通した時期と、ミャンマーでNHKの朝ドラ”あまちゃん”が放映された時期が同じだったこともあり、在住日本人の中には、この臨港線を”あまちゃん電車”と呼ぶ人もいます。(電化されていないので、正確には”電車”ではありません)観光名所が少ないヤンゴンでは、日本人駐在員がお客様を”あまちゃん電車”にご案内するという選択もでてきたそうです。

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利用しやすい駅は、ストランドホテルの対面にあるパンソダン駅。時刻表では東行きが7:20,9:20,11:20,14:20,16:20、西行きが6:30,8:30,10:30,13:30,15:30発となっていますが、乗客がいないとどんどん先に進んでしまうので、予定時刻よりも早く到着・出発してしまいます。よって、15分くらいまえには駅でスタンバイしているのが確実です。
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乗り込んだら、車掌さんにチケット代100チャットを払います。制服を着ているわけでもなくロンジー姿なので、誰が車掌さんなのかわかりませんが、向こうから徴収しに来ますのでご心配なく。
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東行きは途中で有料道路の料金所をくぐり、その後は住宅地の中を進みます。茶店や僧院や一般の住宅が線路ぎりぎりまでせまっているので、ミャンマーの市井の人々も生活がまる見えです。
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西行きは進行方向左側にヤンゴン港の施設が並んでいるだけですが、コンテナ好きな方にはおすすめです。観光客以外で、この路線の利用者は主に港湾施設に勤務している人が多いのです。

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注目すべきは、ミャンマー初の路面電車が走る予定になっていることです。車両は日本の広島電鉄から譲渡されたもの。当初の計画では2015年10月から運用開始ということになっており、広電車両は2015年8月末現在、ワーダン貨物駅にて待機中です。

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※時刻その他の情報は2015年8月末現在のものです。ミャンマーでは予告なく変更されますので、最新情報は現地にてご確認ください。

鉄道 ヤンゴン

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