世界ガイド
世界ガイド編集部
世界ガイド編集部

ホームページ

ロンドン・トラファルガー広場のクリスマスツリー点灯式


2016年12月3日

ロンドン・トラファルガー広場のクリスマスツリー点灯式
暮れの恒例、ロンドン・トラファルガー広場にクリスマスツリーが飾られました!
毎年恒例、今年もトラファルガー広場に大きなモミの木が飾られました。
1日には点灯式が行われ、ロンドンのクリスマスシーズンが始まりました。クリスマス商戦は、さてどうなりますか?
今年のロンドンは例年より寒さが厳しく、風も突き刺すように感じられます。
雪こそまだ降りませんが「新しい暖かいコートが欲しいな」なんてショップのウィンドウを眺めながら思ってしまいます。
また、ポンド安のせいで、各国から訪れる観光客のお財布のヒモは緩みがち、みんな大きなショッピングバックをさげてうれしそうですよ。

寒い中、人々はずいぶん早くに集まって……

点灯式は6時半、寒い中5時前には広場に人が集まり始めました。モミの木の前にささやかな舞台が造られ、そこでは多分この後の式典でマイクの前に立つであろう子供たちがリハーサルを行っていました。
もう辺りは薄く暗く、広場から見えるビッグベンも微かな夕日に照らされています。
ボランティアの人たちが毎年ノルウェーから贈られるモミの木の由来と賛美歌が書かれたプリントを配っています。
広場の隣に建つ、セント・マーティンズ・イン・ザ・フィールド教会の聖歌隊が賛美歌を披露してくれるようです。
ホットチョコレートを配る屋台が一軒だけあるほか、露店などは出ていません。ホットチョコレートのお値段も特になし、お代は寄付です。

イベントは地味に開始……

5時45分からバンドの演奏が始まりました。
人も増えていますが、広場の周りにある石のベンチに「冷たい!」と言いながら座ったままの人や、友人との会話に余念がない人など観客はあまり熱心ではない様子。でも、通りすがりの観光客というより、わざわざこの点灯式を見るためにやって来た(私のような?)地元の人が多いです。

バンドの演奏にいつの間にか合唱が加わり、主催者の挨拶がありました。
この点灯式は70回目、今年のモミの木は高さが22メートル、樹齢は116年。第2次世界大戦で英国がノルウェーを助けたことから、以来ずっとモミの木は贈られ続けています。近隣国とのこんな戦後もあるのですね。
時々さわやかなモミの木の匂いがしてきます。それを嗅ぎながら「ノルウェーの森」を歩いてみたい…
なんてことをぼんやり考えていたら、突然ツリーに灯りが点きました。

点灯は前ぶれなく突然に!

予定の6時半にはまだ間があります。誰かがハンドルに手をかけて「さあ〜」とう場面を想像していたのですが、スピーチの途中であっさりと灯りは点いてしまいました。
観客から一瞬驚きの声があがりましたが拍手はなし、みんなスマホをかざして写真を撮るのに忙しいのです。
初めてこのツリーの飾りを見た時はそのあまりのシンプルさに驚きましたが、「シックで大人なツリー」と今では結構気に入っています。
去年までの灯りは優しいオレンジ色だったと思うのですが、今年は白いLED電球を使用、配られたプリントには「low energy」とありました。
ツリーは来年1月6日まで飾られています。

ロンドンのクリスマス

世界ガイド編集部
世界ガイド編集部

ホームページ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • メール

  • RSS