バンコク中心地の爆弾テロ=近くには伊勢丹も
2015年8月18日
タイで「国が始まって以来で最大」の爆破テロが発生。でも、市民たちはいつもの平穏な生活に戻っているようですよ。バンコクからのレポートです。
2014年春にクーデターが起こって以来、軍事政権が続いていたタイ。当時国外のメディアで報じられていたニュースより、バンコク市内は厳戒態勢と外出禁止令が敷かれながらも、現地の生活は落ち着いておりクーデータなんてあったっけ?くらいな雰囲気でした。そんな軍事政権から1年ちょっと、8月17日19時(現地時間)突然起こった爆発テロ事件。穏やかで争いを好まない性格のタイ人らしくクーデターの際も無血だったのが、今回は死者・怪我人も相当数出る、異例の事態となっています。
現場付近 (エラワン廟)
死者がすでに20人近くに達していますから、このエラワン廟の事件にばかり目がいっているようですが、実は相次いで別の不発弾も発見されています。うち一つはセントラルというショッピングモールの前にあったそうです。ここは伊勢丹やレストランもたくさん入っていて、現地在住日本人から観光客までお世話になっている人は数知れず。タイに行ったことのある人は誰でも知っている場所でしょう。
閉鎖されている現場付近の空中歩道橋
一夜明けたバンコク。テレビでは引き続きテロに関するニュースがずっと流れていますが、当の市民たちはいたって普通の生活に戻っており、昨日テロがあったとは思えないくらいです。
現場付近の前の道路とスカイウォーク(空中歩道橋)は一部封鎖。道路もまだまだ残骸が残っていたり、と事件の面影を残し、警察も厳戒態勢をしいて周辺に待機していますが、その他は全く元の状態に戻っています。
昨年のクーデター時には、ここぞとばかりに便乗商法として、道端でTシャツやカバンなどのクーデターグッズを売る人が続出したバンコクですが、さすがに今回そういった雰囲気はありません。
今回被害に遭われた方には心よりご冥福をお祈り申し上げます。
現場付近 (エラワン廟)
観光客がターゲットに
爆発したのは、ラチャプラソン交差点にあるエラワン廟。ここはヒンドゥーの神を祀っていて、パワースポットとして絶大な人気があります。ご利益があると評判で、国外からバンコクへ訪れる度に訪れる人も多い場所。明らかに外国人を狙ったテロと見られます。死者がすでに20人近くに達していますから、このエラワン廟の事件にばかり目がいっているようですが、実は相次いで別の不発弾も発見されています。うち一つはセントラルというショッピングモールの前にあったそうです。ここは伊勢丹やレストランもたくさん入っていて、現地在住日本人から観光客までお世話になっている人は数知れず。タイに行ったことのある人は誰でも知っている場所でしょう。
閉鎖されている現場付近の空中歩道橋
一夜明けて
爆発が起きたのが夜7時前だったということで、現場付近には仕事を終えた人や観光客が数多く行き来していました。救急車やパトカーのサイレンがあちこちで聞かれ、現場は一時「カオス状態」となりました。一夜明けたバンコク。テレビでは引き続きテロに関するニュースがずっと流れていますが、当の市民たちはいたって普通の生活に戻っており、昨日テロがあったとは思えないくらいです。
現場付近の前の道路とスカイウォーク(空中歩道橋)は一部封鎖。道路もまだまだ残骸が残っていたり、と事件の面影を残し、警察も厳戒態勢をしいて周辺に待機していますが、その他は全く元の状態に戻っています。
昨年のクーデター時には、ここぞとばかりに便乗商法として、道端でTシャツやカバンなどのクーデターグッズを売る人が続出したバンコクですが、さすがに今回そういった雰囲気はありません。
海外でテロに遭ったら
どんなに気をつけていても、自分の力だけでは防ぎようがないのがテロ。たいてい、人が多く集まる観光名所や繁華街が狙われるものですが、そればかり気にしていては旅行や生活が楽しめません。そうはいっても、やはり命と健康あっての人生。テロのニュースを聞いたらとりあえず家やホテルに速やかに戻って、自分で情報をチェックようにしましょう。今回被害に遭われた方には心よりご冥福をお祈り申し上げます。