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中国の交通機関、持ち物チェックが徹底


2015年7月18日

中国の交通機関、持ち物チェックが徹底
中国では列車内での放火など起こりえない? 交通機関の安全対策は異常なまでに徹底しています。

国内線搭乗時にも身分チェック

 中国について、「何事に対しても取締りの厳しい国」という印象を持つ人がいるのでは? ネットの管理や報道に対する考え方など、中国当局は他国の事情と異なる体制を取っていることは確かだ。そんな中、交通機関でのセキュリティー対策は異常なまでに徹底している、と言っても過言ではない。
 航空機搭乗の際には、国内線でもチェックインとX線での荷物検査時の2度、身分証明書との照合が行われる。だから、中国を頻繁に旅行するビジネスマンの間では「日本の国内線は搭乗前に全く身分照合のチェックがないので、かえって不安」と懸念の声も上がるほど。

鉄道や地下鉄でも荷物チェック

中国では、チェック対象は飛行機搭乗客にとどまらないんだ。鉄道駅では構内に入る際、見送り客でも全ての荷物をX線検査機に通さねばならない。さらに面倒なことに、地下鉄駅でも荷物検査がある。ラッシュアワーの時に混乱が起こりそうだが、地下鉄では「小さな荷物はお目こぼし」と検査員の判断で対応。駅構内が通勤客でスタックする、といった混乱にはなっていない。
ちなみに、国によっては、ショッピングモールやオフィスビルでも荷物検査を行っているケースもある。中国はいまのところ、そこまで「厳しい状況」にはなっていないのだろう。

「中国では、いろんな場所でいちいちチェックするから面倒」と愚痴をこぼす人もいるけど、あれだけの人口を抱え、少数民族問題もあるのだから、事情を理解して協力するようにしたいものだ。

長距離交通 交通機関 安全情報 中国

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