【新興国の不動産を買ってみた!】半年で1万ドルも上昇、カンボジアのコンドミニアム
2015年7月12日
新興国の不動産投資のメリットは、物件の資産価値である「キャピタルゲイン」を大きく狙える点にあるのではないでしょうか。実際に自身で購入したカンボジアの物件を見ると、すでに半年ほどで価格が1万ドルも上昇しています!
新興国の不動産をなぜ狙うか
不動産投資のメリットは、1.家賃収入であるインカムゲイン
2.物件の資産価値であるキャピタルゲイン
3.減価償却を含めた経費を使ったタックスメリット(節税効果)を同時に狙える
といったことにあります。特に新興国が面白いのは「キャピタルゲイン」を大きく狙える点にあるのではないでしょうか。
自分の場合は、アジアの中でもすでに成熟して価格が割高となっているバンコクの都心、シンガポール、クアラルンプール、マニラなどは今のところ興味がなく、特に新興国の中でも、都心で、かつ周辺で再開発が期待できる物件を見定めています。街中にポツンとできる物件では後々のキャピタルゲインを押し上げるパワーが弱いと考えているからです。
アジアのコンドミニアム(一般的にサービス付きアパートメントと言われています)は、プリセール、一般販売を経て物件の完成に向けて販売価格、取引価格が上昇していくケースが普通です。安定した経済成長の下で建設前や建設中に資材価格、人件費、地価などが上昇していく影響があるようです。
プノンペンのど真ん中で物件を購入
アジアでは3件目、カンボジアでは初となる、実際に購入したコンドミニアムのプライスリストがこちらです。◆写真:2014年10月時点のプライスリスト◆
後のプライスリストでは、自分が購入した部屋は削除されているため、同価格帯の別の部屋で見てみると、2014年10月時点で、50.5sqmの住戸が96,094米ドル(平方メートル当たりの単価2,003米ドルに加えて5%の値引きがある)でした。
そして、2015年6月下旬に訪問した際に入手した直近のプライスリスト(3月に発表)では、条件があまりよくないため売れていない住戸でも、107,221米ドル(平方メートル当たりの単価2,123米ドル)に上昇しています。
◆写真:2015年3月時点のプライスリスト◆
その差は、実に11,127米ドル。1米ドル=124円として計算すると、含み益は1,379,748円となります。
投資効果は半年で10%程度のレベルではない
物件の完成は2016年夏頃のため、支払いは段階的に行えるので、実際の投下資本に対しての収益率はとんでもないものになっています。まだ100万円位しか送金していません。投資としてはここで手じまいするかどうかを決断することも賢明かもしれません。ただ、自分の場合は、そもそも不動産が大好きなのです。完成や周辺の発展を見守りたいし、稼働させて可愛がりたいのです。もちろん、カンボジア自体の発展に期待しているし、いずれ日本を飛び出してアジアで暮らすことも視野に入れ、外貨での収入源を確保しておきたい事情もあり、まだまだこの物件を売るつもりはありません。完成後の資産価値の上昇に期待しています。
筆者:井澤真治氏プロフィール http://sekaiguide.com/ch=roadpt/