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【在住主婦の目@ロンドン】テニス観戦のお供は旬のイチゴ


2015年7月11日

【在住主婦の目@ロンドン】テニス観戦のお供は旬のイチゴ
英国産のイチゴは6〜7月が旬の季節。この時期に行われる大イベント「ウィンブルドンテニス」の会場では、観客たちがイチゴを大消費します。

旬の英国産イチゴを楽しもう

 英国の夏を告げる果物といえば、何はなくともイチゴです。
 英国人はイチゴやラズベリーなどのベリー類が大好きで、国産のイチゴが出回るのを待ち望んでいます。春の早い時期にも店頭にイチゴは並んでいますが、それらはモロッコやスペインからの輸入もの。国産のイチゴが最盛期になるのが、ちょうどウィンブルドンテニス開幕の頃です。

イチゴはクリームをかけて食べる

 ところで、ロンドンで暮らしてみて知ったことですが、英国では、イチゴにシングルクリームをかけて食べます。シングルクリーム、日本にはありませんね。
こちらでは様々なクリームが売られていて、生クリームが脂肪分の量によってシングル、ダブルなどに分けられます。違いは脂肪分で決まり、シングルは18%、ダブルは48%です。シングルクリームはかき混ぜても固くならないので、ホイップクリームが欲しい時は、ダブルクリームを使います。
 日本のイチゴより小粒で酸味の強い英国のイチゴには、さらっとしたそれでも牛乳よりは風味のあるシングルクリームをかけて食べるのは、とても合っていておいしいです。砂糖は使いません。
 もちろん、イチゴだけをそのまま食べてもかまいませんが、クリームをかけただけでちょっと贅沢な気持ちになれます。

ウィンブルドンで売られるイチゴ

 ウィンブルドンで売られているのが、まさにその「ストロベリー&クリーム」。
 ウィンブルドンのホームページにも紹介されていて、ケント州で前日に摘まれたイチゴを当日朝5時半に搬入、販売しているそうです。カップに10粒入れてクリームをかけたもののお値段は2.50ポンド(500円)。
 ウィンブルドンの大会中、実に30トン近いのイチゴが消費されるそうですよ。日本でいえば、さしずめ両国国技館の「焼き鳥」、甲子園球場の「かち割り」のような存在と言えます。
 イチゴを食べながらテニス観戦、やはり優雅ですね。きっと、夏のキラキラした日差しの中で食べると、さらにおいしく感じるのでしょうね。
ウィンブルドンが終盤ともなると、会場で余ったイチゴが出回るはずはないのでしょうけど、そんなような時期に市内のスーパーに並ぶイチゴの値段が下がりはじめます。イチゴのパックにシングルクリームがおまけで付いて来ることもあります。
 短い夏を感じながら、イチゴにクリームをかけて食べることにしましょうか………。

英国 ウィンブルドン

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