不測の切断もなし！ 機内WiFiはなかなかの優れもの

起きている間じゅう、ずっとSNSで誰かとやりとりしている、という人も少なくないようですね。最近は地下鉄の中さえもLTEの回線が通っていますから、「自分が圏外エリア」に入ってしまうことはほぼありえないのかもしれません。

そんな「つながっていたい派」の人にとって、飛行機での移動は「連絡が途絶すること」となってしまい、なんともつらいのかもしれません。飛行機が着陸すると直ちにどこかへメッセする人は大勢いますから、それなりにストレスがあるのでしょう。

さて、そんな人々にとっての福音は機内に備え付けられたWiFi設備。全ての機体に、というわけにはいきませんが、国内線、国際線にかかわらず、設置が進められています。中東のお金持ち航空会社さんはなんとWiFiを全搭乗客に無料開放と太っ腹。仮にお金を払って使っても、緊急時の連絡設定にはなどには絶好のツールといえます。

機内WiFi設備が大きく貢献した例としては、「コンサートやスポーツ観戦券の発売開始時間を機内で迎えることになった」というケース。飛行機は動かせないし、発売日もやってくる、と悩ましい事態でも、衛星回線経由でのネット接続は意外と安定しており、決済の局面も無事クリア。切断なくきちんと終了できます。

WiFi接続ができる機体を飛ばしているJALのスタッフによると、「アラスカ〜カナダ間の上空は衛星が繋がらないエリアがある」「中国上空は接続を政府が認めていないので一旦切れる」という細かい問題はあるそうだが、それ以外は概ね良好とのことです。

かつては、通信料が高価な機内の公衆電話でやむなく連絡、といったこともありました。テクノロジーの進歩ってすてきですね。