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ミャンマー・中国国境のカジノタウンへ行ってみた(3)


2016年9月6日

ミャンマー・中国国境のカジノタウンへ行ってみた(3)
怪しさ満載のミャンマー中国国境のカジノタウン・モンラーに行ってみました。街なかを散策するとこれまた怪しいものがたくさん……。
[承前]    ミャンマー・中国国境のカジノタウンへ行ってみた(1)
      ミャンマー・中国国境のカジノタウンへ行ってみた(2)

カジノタウンのモンラー。街の中にはどことなく奇妙だったり、怪しいものがたくさん見つかります。
実はこのモンラーには、保護が求められる「希少動物」を売る市場があるため、愛護団体の間では悪名高い街として世界的に知られています。普通に街を歩いていると、虎や熊の手、象の皮、生きた猿、センザンコウやオオサンショウウオなど、中国では漢方薬として重宝される動物などが売られているのが目に入って来ます。それがここ最近、違法取引として国際的に問題になっており、売られているものも縮小傾向で、市場での写真撮影は嫌がられました。


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*市場にて。大きくて高価そうなサルノコシカケが無造作に置かれている


*キノコ類や朝鮮人参などの乾物は堂々と売られている

なんともはや、知的所有権なんてこの街では関係なさそうです……。

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*黄色いMのロゴを用いたハンバーガー屋。今時めずらしいほどまずかったのでオススメしない

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*台湾発祥のファーストフードチェーンと同じ名前とロゴの店。24時間営業、店内も清潔、安くて美味しかったので、滞在中は何度も利用した

国境のイミグレーション近くにある丘の上には、ミャンマーのパゴダ(仏塔)があります。その名も”大金塔”。街とその丘を隔てる橋には特区政府の詰詰所があり、通行人の身分証チェックをしていましたが、「パゴダに行ってすぐ戻る」と言ったら何もチェックされず行き来できました。

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*道路の先に見えるパゴダがかろうじて、ここがミャンマーであることを思わせる

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*パゴダから見たモンラーの中心部。青い屋根の中には自動車修理工場がかたまっている

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*モンラーの街なかの方角を指差すブッダ立像

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*パゴダ内部の表記はミャンマー語と中国語

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*街の真ん中には水路があり、その周辺はきれいに整備されている

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*特区政府の料金徴収所のすぐ隣りに”電玩城(ゲームセンター)”

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*モンラー(第四特区)の隣りにある、ワ州(第二特区)のモンラー出張事務所。ワ州もまた別の軍閥に実行支配されている自治区

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*街なかにタクシーはほとんど走っていないが、5万人民元でタクシー営業ができるもよう


ミャンマー・中国国境のカジノタウンへ行ってみた おわり
2016年8月に訪問したレポートをお届けしました。国境付近は言うまでもなく、そのときの政治情勢により、街の状況も目まぐるしく変化します。ご旅行の際は、常に情報収集を怠らず、無理せずに楽しんでください。

国境のカジノ 中国・ミャンマー国境

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