海外旅行ビギナーのためにーー いまさら人に聞けない「空港での手続き」
2016年9月3日
「海外旅行に行くのはこれが初めて!」という人はもちろん、個人で出かけるのは不安という人のために、日本出発時に空港で行う手続きなどの流れを改めてまとめてみました。
空港には早く行く
旅行会社から送られて来る案内書などによると、「空港へは、搭乗予定便出発時間の2時間前までに集合」と書かれています。旅慣れた人(ツアー参加の経験がたくさんある人)ならこれで十分でしょう。しかし、羽田や成田、関空など日本を代表する国際空港は意外と広くて、初めて出かける人はすんなりと集合場所に行き着けないことを想定しておくべきです。また、予期せぬ交通機関の遅れもあり得ます。ですから、空港への到着は「出発予定時間の3時間前」を目指すのが賢明です。なお、駅に電車が着いてから集合場所までたどり着くまでの所要時間は、最低でも15分を見込んでください。空港での手続きの流れ
「添乗員なし、現地係員が対応(つまり、飛行機には自分たちだけで乗る)」という形で出発する人のことを前提に手続きの流れを説明してみます。・旅行会社指定のカウンターに行く(搭乗予定便出発時間の2時間前までに集合)……空港にいる旅行会社の係員にパスポートを見せて、航空券(Eチケットの写し)をもらいます。
・搭乗予定航空会社のカウンターでチェックイン(搭乗手続き)を行う……カウンターでは、搭乗券をもらい、スーツケースを預けます。預けた荷物は現地到着後、入国審査の後に引き取ることになります。搭乗券は通常、2人連れなら2席並んでアサインされますが、何かの都合で通路を挟んでいたり、窓際でなく内側が指定されていることもあります。希望があればこの時点で調整してもらうよう係員に頼みましょう。
また、一定のサイズを超える荷物は必ず預けなければなりません。預けられる荷物の数は航空会社によって異なります。日系2社(JAL、ANA)は23キロ以内の荷物2個まで、その他の各社は区間によって異なっています。
乗り継ぎが伴う場合
目的地まで行くのに、途中で乗り継ぎが伴う場合、概ね次のような形で手続きが進みます。・搭乗券……最終目的地までの分が一度に発行されます。例外的に「途中までの分」しか発行されない場合は、係員の指示に従ってください。
・預ける荷物……たいていは最終目的地まで送られます。ただし、アメリカ行きの場合は最初に着いた空港で税関検査を受ける都合で、一旦荷物を受け取らねばなりません。税関のチェックを受けたら、再度預けなおします。
添乗員付きのツアーの場合
チェックインが終わった後、添乗員が参加者全員を集めて挨拶を兼ねた出発前のブリーフィングを行います。概ね出発時間の1時間前に行われます。※以上の説明は、レガシーキャリア(従来からある国を代表する航空会社)による運航便の乗るときのことを前提としています。格安航空(LCC)の場合は、状況が大きく異なります。