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海外滞在中の食事場所を選ぶ


2016年4月18日

海外滞在中の食事場所を選ぶ
海外旅行先で食事のプランを考えるのは楽しいですが、面倒と感じることも。できるだけ費用を抑えて美味しいものを食べるためにどうしたら良いのでしょうか。

どこで食べるのかをまず考える

欧米の習慣では、「お店できちんと席について、スタッフの給仕を受けて食べる」と思った以上にお金がかかります。これは人件費に対するコストをきちんと食事代に乗せているためです。実際にはこれにサービス料なりチップが必要になります。一方、安く済ませたいなら、手頃なサンドイッチなどをスーパーで買い求めたり、ファストフード店でテイクアウトしたりして、公園などで食べれば大幅にコストを抑えられます。
つまり、「人手がかかる場所で食べると高い」「食べるものそのものを買って、別のところで食べれば安い」のです。
「ファストフード店の店内で食べれば安いんじゃないか」という疑問を持つ人もいるでしょう。ところが欧米では、国や米国の州によって状況が若干異なりますが、店内で食べる行為は「店がサービスを提供したもの」とみなされ、付加価値税(VAT)が上乗せされます。一方、テイクアウトは「顧客が食品を買った行為」とされ、無税か低い税金が課せられるだけで済みます。

旅行者にやさしいカフェテリア

レストランとファストフードの中間的なサービスを提供しているのが、カフェテリアです。日本で最もこの形態が普及しているのは大学構内の学食なので、あまり良い印象を持っていない人も多いかもしれません。カフェテリアなら、目の前のキッチンで温かい料理を出してくれる上、サービス料も不要。しかも目で見て欲しいものが確認できるので、旅行者にとっては好適な場所でしょう。
海外で一度や二度は「レストランでそれらしいサービスを受ける」のも良いかもしれませんが、日本人には時間をかけてゆっくり食べるという習慣が馴染まず、「レストランでの食事はかえって疲れる」という感想もよく聞きます。
カフェテリアは「ファストフード店の気軽さで、レストラン並みの食事が食べられる場所」と覚えておきましょう。けっこう美味しいワインや地元のビールなども用意されています。欧米ではターミナル駅構内や空港の出発ロビーにこのようなお店が設けられています。

アジア系料理のお店を探す

「やっぱりお米のご飯を食べないとパワーが出ない」「お箸で食事をしないと食べた気がしない」といったような悩みを抱えながら旅行している人も多いでしょう。たしかに毎日、チーズやハムがたくさん出てくる「冷たいおかずばかりの朝食」や、フォークとナイフを使って「緊張しながらの食事」を繰り返していると、だんだんつらくなってくる気持ちも理解できます。
そんな時はアジア系料理のお店を探しましょう。ここできっぱり「日本料理店へ向かおう」と言いたいところですが、残念ながら海外の日本料理店では、大都市にある本格的なところや、日本人が密集して住むエリアのお店でもない限り、「それなりのお値段なのに、満足できない味の料理」が出てくる可能性が高いのです。
とりあえずリーズナブルな値段で、お米のご飯にしょうゆ味の食事に巡り会いたいなら、中華料理店に行くほうが失敗はありません。ただ、日本のような「定食」がないため、一人で行くとなるとチャーハンひとつか麺類1品を頼む程度にとどめたほうがいいでしょう。「あれも食べたい、これも食べたい」とおかず2品にチャーハンプラス餃子といった注文をすると半分以上を残すことになります。店頭にチャーシューや焼鴨がかかっているお店なら、ご飯の上にこれらロースト肉を乗せたメニューを用意していますから、日本の丼もののように気軽に食べられます。

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