各都市の観光案内所を使いこなす

観光地や空港にはたいてい観光案内所（ツーリストインフォメーション）が設けられています。地図など必要と思われるものはここで入手しましょう。宿泊ホテルなど、市内の目的地への最も適切な行き方も合わせて確認を。
これらの案内所は、ホテルや観光地への行き方といった簡単な問いかけに対応する場所というよりも、旅行者が現地でやってみたいアクティビティーの詳細を尋ねたり、観光のための効率の良いウォーキングルートを確認したりと、極めて詳細な情報を得るところです。観光客がたくさん集まる案内所では、番号札を配布、常に数十人の人々が順番を待っている姿を目にします。
小さな村では週末のみのオープンといった場所もありますが、一定の規模を持つ都市なら日中はたいてい開放されています。

観光案内所で得られる情報

案内所スタッフからは口頭で現地情報を得られます。ホテルの予約も必要に応じて依頼してみましょう。都市によっては、予約金の支払いを求められます。ただ、大都市では観光案内と市内交通案内の窓口を分けて対応しているところもあります。鉄道や長距離バスなど交通機関に関する案内は当該のターミナルで質問したほうが確実です。
市街地図はたいてい無料で配布しているので、一枚もらっておきましょう。また各観光地のパンフレットもここで必要に応じて入手しておきましょう。
市内や周辺自治体で野外の大きなイベントが行われているときは、催しの詳細だけでなく、交通規制についても事細かに教えてくれます。
観光案内所のスタッフに「あなたが好きな美味しいお店はどこ」と聞くのもアリです。その場で予約を取ってもらうのもよいでしょう。案内所から連絡してもらうと、お店でも割と優遇してくれます。長時間かけてあれこれと質問しても快く対応してくれますから、聞きたいことはなんでも尋ねましょう。

観光案内所が販売しているもの

前項の「観光スポットへの入場券は事前に手配」で述べたように、個別の観光スポットの入場券のほか、スポット入場券と１日乗車券がバンドルされた「◯◯カード」の販売を行っています。案内所ではクレジットカードでの支払いもできます。
そのほか都市によっては、劇場やコンサートのチケットを売っていたり、地方物産品や周辺の観光地に関する書籍などを頒布しています。