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病気やけがに備え、保険加入は確実に


2016年4月17日

病気やけがに備え、保険加入は確実に
海外旅行傷害保険には出発前に必ず加入しておきましょう。海外の医療機関での緊急治療にかかる費用は日本では想像できない高額です。

どの保険に入るか

日本の国際空港には複数の会社が保険加入の斡旋カウンターを開いていますし、ウェブサイト経由での加入も可能です。たいていは、死亡・傷害(けが)保険を軸に、疾病治療、携行品盗難・破損、救援者費用、旅行遅延時の補償などが組み合わされたパッケージとして販売されています。どの会社の保険に加入しても掛金や補償内容に大差はありません。なにかと出発間際で忙しい空港で加入手続きをするより、あらかじめオンラインで加入しておいた方が価格も安くてお得です。
また、クレジットカードによっては海外旅行保険の機能が自動的に発効する条件を付けたものもあります。どんなケースで保険が適用されるかは保有するカード会社の案内であらかじめチェックしておきましょう。その際、事故が起きたらまずどこへ連絡したら良いかを合わせて調べておくと安心です。
日本の大手保険会社は海外から直接、日本のカスタマーサービスなどに通じるホットラインを設けているので、現地からどう電話すると良いか確認しておきましょう。万一の際は、料金相手先払い(コレクトコール)による通話が必要になるので、そちらもチェックしておきましょう。なお、0120から始まるフリーダイヤルは国外から通じません。

病気やけがの際には

日本人在住者が多い都市には、日本語が通じるクリニックがあります。近隣の街にいる場合はまずそこを目指すのが賢明です。保険証書の説明書や加入した保険会社のウェブサイトにクリニックの名前と所在地が具体的に記載されていますから、行き先に応じて確認しておきましょう。
ただ、日本人対応クリニックでの医療費は、日本で治療を受ける際に自己負担が求められる金額と比べ、数倍〜数十倍もかかるので、海外旅行傷害保険の加入は必須です。保険に加入していれば、診察費や投薬費はもとより、クリニックなど医療機関への交通費も保険でカバーできます。

キャッシュレス受診も可能

日本語対応のクリニックは主な保険会社との間で医療費の立て替えをする「キャッシュレスサービス」の提携を行っていますから、手持ちのお金が乏しくても心配は無用です。ただし歯科疾病や妊娠に絡む症状などは保険でカバーできませんから、保険証書の説明書などをあらかじめよく読んでおきましょう。
なお、大けがや重篤な内科疾患で入院が必要になるようなケースでは、日本語対応のクリニックでは対応しきれないため、提携先の総合病院に搬送されます。さらに、けがや疾病が原因で帰国日が遅れるようなケースでは、保険会社に帰国便の手配などについて相談するようにしましょう。

日本語対応が不可能な地域での受診

日本語で受診できない地域で病気になったり、けがをしたりした場合は、まず保険会社に連絡し、どこの病院に行くべきか、あるいは通訳の手配はどうするか、などを相談しましょう。
ツアー参加者なら添乗員や現地スタッフなどが通訳をしてくれたり、適切なドクターを紹介してくれることも期待できますが、ふつうの個人旅行者ではなかなかそれも難しいでしょう。ホテルのスタッフに相談して、往診を頼む方法もあります。保険会社の日本人スタッフなどを通じて、ホテルのスタッフとの通訳をお願いしても良いでしょう。
キャッシュレスでの治療が受けられない場合は、一旦費用を旅行者側が立て替えるのが基本ですが、保険会社の仲介により、精算を肩代わりしてくれるケースもあります。

海外旅行での事故・疾病 海外旅行保険

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