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南米を目指す飛行ルートはさまざま


2016年3月27日

南米を目指す飛行ルートはさまざま
日本から見てほぼ地球の裏側にある南米に飛ぶ際、さまざまなルートが考えられます。
南米を目指すルートを考えてみましょう。世界地図の上では、日本からハワイの南を通って南米に向かうのが最も近そうですが、実際の飛行ルートは全く異なります。地球儀で日本〜南米間を糸でまっすぐ結ぶと、平面に描かれた地図ではまるで想像できないルートが最短距離だということがわかるでしょう。
いずれにしても、日本〜南米間は無着陸で直行できませんし、かつて運航されていた日本〜米国〜南米間の経由便も現状(2016年5月現在)では飛んでいませんから、必ずどこかで乗り継ぐ必要があります。
では具体的にどんなルートが考え得るか順を追って紹介しましょう。

北米経由で飛ぶ

一番最初に思い付くルートはやはり北米経由でしょう。米系航空会社のハブ(運航拠点)まで行き、そこから南米行きに乗り継ぎます。ところがこのルートを取ると、行きも帰りも米国に一度入国する必要があります。数時間後の乗り継ぎでも必ず通関が必要です。
米国の入国審査を回避する方法としては、カナダ経由というルートがあります。ただし、行き先によってはカナダ国内を横断しないと南米行きに乗り継げないケースがあります。

欧州経由で行く

航空券の予約サイトを使って南米行きのチケットを探してみると、欧州経由のルートが意外と多くヒットします。パリ経由のエールフランスをはじめ、フランクフルト経由のルフトハンザ航空、ローマ経由のアリタリア航空、さらにアムステルダム経由やロンドン経由が出て来ます。2016年秋に日本への再乗り入れが決まったスペインのイベリア航空は南米へのネットワークが充実していますから、就航後はマドリード経由の南米行きも利用できそうです。

中東経由で行く

中東経由の南米行きというルートも使えます。この経路は、地図を見ているだけではまず思いつかないでしょう。中東にハブを持つ、エミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空は南米への乗り入れも積極的に行っており、日本から接続する航空券も売られています。一見遠回りに見えますが、中東から南米へは12〜14時間で飛べますから、トータルの所要時間を考えると北米経由とあまり変わりません。また中東行きはすべての便が日本を遅い時間に出発しますから、飛行機に乗ったら8〜9時間ぐっすり寝られるでしょう。

そのほかのルート

南米へはその他、豪州やニュージーランドのオセアニア経由、あるいは南アフリカ経由というルートも考えられます。ただ、チケットをひとまとめにして買えないという制約があります。

南米への旅

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