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香港公開大学、東日本大震災に関する講演会


2016年3月15日

香港公開大学李嘉誠専業進修学院で3月12日、「東北大震災の復興及び日本食の安全性」「震災から世界をみる」などの講演会と、「香の会」若柳流師範・若柳智香先生による日本舞踊が開催された。

本来の福島の素晴らしさ、美しさを多くの人の知ってもらいたい


 講演した香港日本文化協会理事・福岡市MICEアンバサダーの張樹栄氏は、福岡からの円滑な国際物流のロジスティックス機能の強化と取り組みや日本産食の安全性について話した。一方、香港中文大学地理学資源管理学科客員教授で元香港天文台台長の林超英氏は、地形学的視点からみた被災地の現状、復興に立ち向かう被災地の人々についても触れ、会場に来ていた250人の学生たちにも現状などを分かりやすく説明した。
 
 また会場では「福島の四季」と題した福島の美しい風景写真の展示会も行われた。
撮影した写真家Frances Tong氏は、震災が起こる前から頻繁に福島に足を運び、特に裏磐梯からの写真を撮り続けている。

 Tong氏は「香港の人の大半は、あの震災が起こってから福島を知った人も多く、どうしてもネガティブなイメージがつきやすい。本来の福島の素晴らしさ、美しさを多くの人の知ってもらいたいと撮り続けている」と話した。

 Tong氏の写真展示会は18日まで「香港中文大学図書館新亜書院図書」で開催される。(開催時間8時20分~22時)

復興 香港中文大学図書館新亜書院図書 FrancesTong

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