世界ガイド

中国のビジネスホテルとアパートメント


2016年2月12日

中国のビジネスホテルとアパートメント
中国でも出張需要などの高まりで、低廉ながら設備がしっかりした宿がずいぶんと増えています。

中国には、いわゆるホテル以外にも外国人が泊まれる宿泊施設があります。費用を抑えようとする出張者はぜひ参考にしてみましょう。

ホテル以外にも外国人が泊まれる宿泊施設


【中国のビジネスホテル「快捷」】

 世界の趨勢として、日本でいうビジネスホテル級の施設を「ホテルブランド名+エクスプレス」という名で展開し、新たな経営の軸とする動きがある。

 中国ではこの「エクスプレス」に「快捷」という単語を当て、エコノミーなビジネスホテルを標榜するチェーン店を展開するブランドがいくつかある。
 これらの施設の客室は、バス(シャワーのみ)・トイレ付きの10〜12平方メートル程度。掃除や調度品、アメニティーの備え付けがマニュアル化しており、いわば「ファストフード店的なホテル」といった雰囲気を持っている。代表的なチェーンとしては、「如家快捷酒店」「錦江之星」「速8」といったブランドがあるが、いずれも清掃がきちんと行き届いており、どこの施設に泊まっても水準が一定なので、安心して利用出来るだろう。
 
 外資系の宿泊施設がない都市では、「快捷」のチェーン店を選ぶのもサービスにムラがない分無難かもしれない。ただ、朝食用に使われるファンクションルームが設けられている程度なので、レストランなど飲食施設への期待は持たないこと。

【アパートメントタイプの「公寓」】

 マンションの1棟またはいくつかのフロアをホテルのように一般客を泊めるように改装した施設を「公寓」という。

 こういった施設の場合、フロントが必ずしも地上階に設けられていないので、利用の際は正確なチェックイン場所などをあらかじめ確認しておこう。
 もともと住居として造られた建物なので、冷蔵庫が大きかったり、空調が各部屋に一般家庭用のユニットが備え付けられていたりと、一般のホテルに泊まっている出張者の目にはやや奇異に映るかもしれない。タオルやベッドリネン類はきちんと備え付けられているものの、コンロは使えないことが多い。
 
 ただ、施設によっては、客室清掃が毎日ではないところもある。また、朝食付きのプランでも近所の喫茶店や食堂に出向いて食べる、というケースが多い。

公寓 快捷

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • メール

  • RSS