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日本の飴細工を展示


2016年2月12日

日本の飴細工を展示
コーズウェイベイの世貿中心(ワールドトレードセンター)では新春イベントとして1月20日から「糖雕藝術迎新禧」を開催している。
このイベントの一環として日本の飴細工師・手塚新理氏が手掛けた正月らしいめでたさを感じさせる作品の数々が約1カ月にわたり展示される。

初めてみる飴細工の工程作業に驚きの声が


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 手塚氏は2013年に日本の伝統技術である飴細工の保持とさらなる発展を目指す集団「浅草 飴細工アメシン」を立ち上げ、製造販売から製作実演、飴作り体験教室の開催などを行っている。

 初日は会場で手塚氏によるデモンストレーションが開かれた。特に湿度の高い香港では飴が空気に触れると溶けやすいため、5〜10分ほどで作品を小型ハサミ一本で仕上げていく様は見学者たちも興味津々、初めてみる飴細工の工程作業に驚きの声が上がった。
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 手塚氏は「今日本で飴細工職人は10人もいないなか、いかに伝統文化を守っていくか。時代とともに進化したものを作り、新たな形で日本の伝統文化を発信していきたい」と語った。

 手塚氏の作品は2月22日まで、ワールドトレードセンター1Pの中庭で展示されている。

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