マイレージの特典航空券で中国に行く

特典航空券で日本から中国に行く

日本から中国に行く際、アライアンス（航空同盟）の特典航空券を使うこともできます。
世界的な航空会社のアライアンスは現在、ＡＮＡが加盟する「スターアライアンス」、ＪＡＬが加盟する「ワンワールド」、そしてデルタ航空やエールフランスなどが主導する「スカイチーム」の３つがあります。日本人の場合、飛行機を頻繁に利用する人なら、ＡＮＡとＪＡＬの両方のマイレージプログラムに参加しているのではないでしょうか。

中国キャリアの加盟状況

中国本土の航空会社がそれぞれどのアライアンスに加盟しているのか改めて見てみましょう。
・スターアライアンス……中国国際航空、深圳航空
・スカイチーム……中国東方航空、中国南方航空、廈門航空
・ワンワールド……（キャセイ／ドラゴン航空。中国本土の会社による参加はなし）

集めたマイルで中国本土に飛ぶ

集めたマイルは「同一アライアンス」の航空会社の特典航空券と交換できます。また、自分が参加するプログラムのアカウントに、「同一アライアンス」の航空会社のフライトに乗った飛行距離に応じたマイルを貯めることもできます。
・ ＡＮＡマイレージクラブ（ＡＭＣ）のメンバーなら、貯めたマイルで中国国際航空もしくは深圳航空のいずれかのみ、あるいはＡＮＡも含めた複数の航空会社の便を組み合わせた特典券が得られる。もちろん、中国の国内線も組み合わせられる。日中間のチケットだけ得てもいいし、逆に中国国内線のみをもらうことも可能。また、台湾のエバー航空の利用もできる。
・ＪＡＬマイレージバンク（ＪＭＢ）のメンバーが、日本から中国に直行する際、もちろんＪＡＬの特典券が利用できる。中国側にワンワールドの加盟会社はないが、中国東方航空との提携により、同社便のみで構成されるチケットを得ることができる（ただし、片道券は取れない）。
また、香港経由のルートという前提で、ワンワールドに加盟しているキャセイ航空の特典券が取れる（ちなみに、キャセイ傘下のドラゴン航空にも乗れるほか、ＪＡＬの日中線直行便との組み合わせも可）。
・スカイチームのメンバーは、中国東方航空、中国南方航空、廈門航空のほか、デルタ航空、大韓航空、台湾のチャイナエアラインとを自由にアレンジした特典券が取れる。

中小航空会社にもマイレージプログラムあり

中国の各航空会社は自社のマイレージプログラムを用意しています。小規模な航空会社のプログラムでは、その会社の便での搭乗時以外はポイントが加算されないという制限がありますが、特定の区間を往復する人は参加しておいてもいいでしょう。