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エディーさん、イングランドで大ナタ! 現地からのレポート


2015年12月15日

エディーさん、イングランドで大ナタ! 現地からのレポート
英国でも大きな注目を集めているエディー・ジョーンズ監督。早速イングランド代表チームのコーチ陣の一新という大鉈を振るいました。(文:みんジャパ 竹鼻智さん)

エディーさん、イングランドでいきなり……

前日本代表監督のエディー・ジョーンズ氏が、今年のホームでのワールドカップを不調に終えたイングランド代表の監督就任が報じられてから、約三週間。
期待と不安が入り混じりながらも、イングランドのラグビーファンや関係者から大きな注目を集めているエディー・ジョーンズ監督。早速イングランド代表チームのコーチ陣の一新という大鉈を振るいました。
前任のスチュアート・ランカスター監督の直近のコーチングスタッフであった3人との契約を解消し(1年間の給料に相当する額が手当てとして保障されるとのこと)、日本でもラインアウト及びフォワードコーチとしてジョーンズ監督の下で働いたスティーブ・ボーズウィック氏を招聘。
ちなみにスティーブ・ボーズウィック氏は、現在イングランドプロ2部リーグのブリストルRFCのフォワードコーチとして働いており、ジョーンズ監督は自分が在職中のスーパーラグビー所属クラブのストーマーズからイングランド代表のコーチに引き抜かれてきたのと同じように、他のチームで在職中のボーズウィック氏をイングランド代表のコーチ陣の一員として引き抜きました。
やや強引ともとれるジョーンズ監督の気質はイギリスのメディアでも紹介されていたことがありますが、コーチ陣の「組閣」という一番最初の大きな仕事で、ある意味ジョーンズ監督「らしさ」が早くも見えているということでしょうか。

シックス ネイションズでの手腕に期待

来年2月から3月末までの期間で行われる毎年恒例の六カ国対抗戦(Six Nations シックス ネイションズ)でイングランドが優勝しなければ、代表チームのプレーぶりによっては早くもジョーンズ監督への懐疑論が出てくる可能性もあります。
余談ながらも、ジョーンズ監督が前回イングランドで仕事をしたのは2008~2009年、プレミアリーグ(イングランドプロラグビーの1部リーグ)所属クラブのサラセンズの監督としてで、その際はクラブ経営陣との衝突により、そこでの職を後にしています。しかしながら、このボーズウィック氏のみならず、ディフェンスコーチとして代表チームのコーチ陣入りが決まったポール・ガスタード氏も、そのサラセンズの監督時代に一緒に働いた経験から、今回の招聘となっています。
毎年2月から3月末までの日程で行われる、欧州ラグビーの主要6カ国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、イタリア)で行われる六カ国対抗戦。

今年になってラグビーを観始めた新しいファンから、長年のラグビー好きまで、2月からの六カ国対抗戦、皆さんご存知のエディー・ジョーンズ監督率いるイングランド代表に注目してみてはどうですか?日本ラグビーと平行してフォローしてみても、面白いかも知れません。

シックスネーションズ ラグビーイングランド代表

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