日本代表・岩渕健輔GMの著書『変えることが難しいことを変える』

岩渕氏がGMに就任し、エディー氏を迎え、ベスト8を目指し、選手だけではなくスタッフにも課せられた過酷な日々と強豪国との闘い、とても興味深いです。

この本自体はRWC2015開幕とほぼ同時の発売ですが、本文に出てくる岩渕氏のことばとW杯のインタビューで選手たちが語ったことばを比べると、両者は同じ方向を向いており、ベスト8にむけてチームのマインドセットがいかになされていたかがわかります。
五郎丸選手の「南アに勝ったのは必然」ということばが象徴するように、全員が本気でベスト8を目指していたんだということが書かれています。

また、岩渕氏のケンブリッジ時代のキャプテン就任をめぐる駆け引きは読み応え抜群！アスリートとしてだけではなく、レストランの例えなど、ビジネスマンとしてのクレバーさも随所に垣間見ることができます。

最後に私が個人的に印象に残った箇所を引用します。今回のW杯、特に南ア戦を観戦していた私にとっては、とてもずっしりきたことばでした。まずはファンが選手を信じなきゃいけないですよね。

みなさんの感想もぜひお聞かせください！

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最も重要なのは、代表チームそのもののメンタリティーを変えること、つまりは世界と本気で戦おうとする覚悟を浸透させることからだ。(中略)それは取材をしているメディアや、試合を見に来てくださったファンの方々もおそらく同じだったのではないだろうか。応援はしてくださるものの、ニュージーランドに大差で負けたからといって、本気で悔しがる雰囲気は少なかったように思う。
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今更ながらルールもお勉強中です！

(みんジャパ 朝子)