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海外に行く時、日本で事前調達すべき通信デバイス


2015年10月21日

海外に行く時、日本で事前調達すべき通信デバイス
海外に行く個人旅行者にとってどこでもネットに接続できる機器は必需品。日本で事前に準備しておきたいデバイスについて説明します。

simフリーの携帯端末

欧州で使われている携帯電話やスマートフォンには、iPhoneやアンドロイド携帯と同じように、データが埋め込まれたsimカードが入っています。端末によって、特定の会社のsimカードしか使えないもの(一般的に「simロック」と呼ばれる)がある一方、どの通信事業者のsimカードでも使える「simフリー」のものもあります。
日本では「simフリーの端末を売ろう」という動きもあります。すでになんらかの理由でそういった携帯を持っている方は、そのまま海外にそれを持って行き、現地のsimカードを装填すればすぐに現地の電話番号での通話ができます。もし、自身のスマホなどがsimロックのタイプであれば、あらかじめ日本国内で適当なsimフリー端末の購入をお勧めします。
特に出張者の方で、現地の出先や訪問先と頻繁に通話すると見込まれる場合は、あらかじめsimカードを購入しておいてもらうと良いでしょう。電話番号も事前に分かって便利です。また、simカードと端末をセットにしてレンタルしている業者もあります。

ワイヤレスルーター

先進国の都市では、モバイルブロードバンド回線の拡充が進んでいます。日本ではLTEなどの高速回線網が普及しており、スマホでのネット接続もかなり快適です。国外の回線は日本ほどに速くありませんが、メールの送受信やLINEなどを使った通話程度なら十分使用に耐えます。なお、田舎に行くと「圏外」となり、全く接続不能となるリスクがあることをお忘れなく。
「ワイヤレスルーター」は、これらモバイルブロードバンド回線を拾って、無線LANの信号に切り替える機器。海外で使えるルーターをレンタルで貸し出している業者がたくさんありますから、日程に応じて借りると良いでしょう。パソコンやタブレット持参で渡航される方は特におすすめです。
レンタル料は、期間にもよりますが概ね1日2000円以内で借りられます。現地の回線が通っている場所でないと動作テストができませんが、説明書は日本語で書かれていますから、それを見て使い方を確認しましょう。

電源コンセントの変換器

欧州の電源電圧は交流220〜230ボルトと日本より高圧です。最近のスマホやパソコンの充電器は100〜240ボルトまで対応しますので、変圧器は不要です。ただ、電源に差し込むコンセントプラグの形状が日本と大きく異なるため、変換器を用意しておきましょう。

スマホのみでしのぐ方法

国外では、ホテルやレストラン、カフェをはじめ、駅や空港などあらゆるところで無料のWiFiの整備があります。したがって、スマホをWiFiにさえつなげれば、特にワイヤレスルーターがなくても通信は可能です。
ただ、カフェなどに行くたびに店員さんなどにパスワードを尋ねたり、無料で使うためにログイン画面に登録したりといった手間が伴います。
一方、お金がかかっても良い、という方は、スマホのモバイル通信モードを「オン」にすれば現地のモバイルブロードバンド回線経由でインターネットに接続できます。費用は滞在国と通信業者にもよりますが、1日当たり3000〜4000円程度の定額で利用できます。使用感としては、前述のワイヤレスルーターの項目で述べたように、通信速度が日本より遅く感じると思いますが、機器の設定は日本と同じ状態で使えますから「キカイに弱い」と自認される方はむしろこちらの方が確実に接続できるでしょう。

外国で使う通信デバイス

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