目指せ連勝！　9/23スコットランド戦の観戦に行く方へ

スコットランド戦が行われるグロスター・キングスホルムスタジアムに行かれる方に「知っておくとうれしい観戦ガイド」をお伝えします。

スタジアムの喧騒はロンドンの駅から

試合開始は14:30ですから、ロンドンからのサポーターは８時過ぎから11時までにロンドン・パディントン駅から出発となるでしょう。
「列車で行って、グロスター駅からスタジアムまで歩いて10分くらい」ということがグーグルマップからもわかります。
ところが、そんな「フツー」の移動を想像してはいけません。
ロンドンの駅から「スタジアムの興奮」が始まるかもしれないのです。サポーターはパディントン駅8:30（乗り換えあり）、9:36（直通）、10:30（乗り換えあり）出発の３本にばらけると予想していますが、直通の9:36が最もキケンかな、と読んでいます。
車内は混んでいるパブ状態を予想。ビールを一箱抱えたおじさんの集団やら、日本人の団体やらが入り混じってホームも車内はカオスとなるでしょう。スコットランドの紫ジャージとさくらジャージのわれわれが、ここでもうぶつかるわけです。
とくに女性のお一人旅の方。おじさまたちにビールやらスナックやら振りまわれるとおもいますが、遠慮なくいただいておきましょう。

グロスターに無事に着いたら

２時間前にはスタジアムに入場できます。
ただ、駅から市内に一度回ってから、スタジアムに行っても全然大丈夫。駅から街、街からスタジアムはそれぞれ10〜15分の距離です。ファンゾーンまでは駅からとスタジアムとそれぞれ20分くらいの距離。お時間のある方はぜひ。ついでに「ハリポタの魔法学校」があるグロスター大聖堂にも立ち寄ってください。見える人には「透明になるマント」をかぶったハリーが廊下を歩いているのがわかると思います。
グロスター大聖堂

カテC、Dの方！「椅子はないですよ」

切符の指示に従って、所定の門から中に入りましょう。カテDの方のみ、駅を背中にして道路を100メートル進んだところに入り口があります。
で、カテゴリーC、Dの方はご注意です。座席はありません。Dの方は屋根もありません。傘をさすのは禁止ですから、雨降ったらビショビショです。
また、Bの方は座って見ていられる分、すこしは条件がいいですが、後ろの方の席だと、ゴールポストの上の先端部分が見えません。19世紀にできた建物にあれこれ増築したスタジアムなので、まぁ仕方がないです。

試合前のイベント＆グッズショップ

事務局からの案内では30分前にはイベントをやるようです。それでなくても45分前には入場しておきましょう。C、Dの方は全くの自由席（というか場所取り？）ですからここぞという場所に行って待っていましょう。パブやトイレは随所に設けられていますが、すべて仮設です。なお、グッズショップだけは立派です。ちなみに、ここをホームとするプレミアラグビー「グロスター」はスポンサーが三菱自動車であることから、ジャージが赤と白の横シマです。地元ファンがこれを着てスタジアム入りしてくれると日本のサポーターぽくっていいのですが。

周りの皆さんとご挨拶しましょう

ブライトンで「場内へのペットボトルは持ち込み可」といわれました。瓶缶はダメです。当日はどうなるかわかりませんが、飲み残しの水とかは持って入れる模様です。
さて、スタジアムに入って席に座ったら、まず周りの皆さんが「日本、よかったねー」などとお声をかけてくれると思いますので、ご挨拶を。スコットランドの方が近くにいたら、セルフィーなどで仲良くなっておきましょう。

面倒なのは地元グロスターの熱狂的なファン

「グロスターのキャプテン」＝「スコットランドのキャプテン」だからです。
これが、「グロスターでは完全アウェー」と言われるゆえん。９番のレイドローは地元のヒーローです。赤白ジャージのファンたちはきっとスコットランドを応援する、と見ています。
グロスターに縁がないイングランドサポーターは日本をしっかり応援してくれると予想しています。

国歌はしっかり大声で歌いましょう

「君が代」を大声で歌ったことがある人なんていないかもしれません。ところが、筆者はロンドン五輪以来、スタジアムではしっかり大声で歌っています。英国人観衆から一斉にビデオ撮られますがそんなことはお構いなし。周りも一緒になってジャパンを応援してくれる大きなきっかけとなります。ブライトンではこれで大成功しました。ジャパンに点が入るたびにハイタッチやら握手やら周りの10人以上と交わしたりもしました。脱帽起立は必須です。
なお、君が代は大相撲千秋楽と同じく、「前奏に引き続きご唱和」ください。
今回はホーム扱いなので、『君が代』が先、スコットランドの『スコットランドの花』があと、です。
▼『スコットランドの花』を確認したい方はこちら▼

ネット環境は？

ブライトンでは、恐ろしい量の接続があったようでWi-Fiモデムどころか携帯電話もつながらなくなりました。これは自分の端末の故障ではなく、ネットの容量がパンクしたのです。グロスターでも試合中は同じことが起こりそうです。
試合中のWi-Fiモデムによる動画の送信はまず不可能だと思ってください。まず録画してから後ほどゆっくり送信を。

試合が終わったら……

どっちが勝つかは誰にもわかりませんが、いずれにしてもグロスターの町中のパブは人で溢れるでしょう。勝ったらイングランドのファンたちにおごってもらってください。ブライトンではずいぶん「ごちそう」になった人がたくさんいます。また、おびただしい人々から握手を求められますから、勝った時はきちんと皆さん（町の人々にも）お礼を言いましょう。

では、みなさん、現場に行かれる方はもちろん、日本からTVで応援する方もグロスターに向けて力を送りましょう！