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大金星の南ア戦、ピッチへボールを運んだのは日本の小6生


2015年9月20日

大金星の南ア戦、ピッチへボールを運んだのは日本の小6生
いまだ日英、いや世界中で興奮が冷めないエディーJAPANの大勝利。
あの試合のボールをピッチに運んだ「幸運の少年」は東京都在住の小学6年生でした。

幼稚園から「ラガーマン」の虎哲くん

ラグビーW杯イングランド大会を楽しもう 4年後の日本大会に向けて」の在ロンドンスタッフが試合翌日、虎哲くんに話しを聞きました。
地元のラグビーチームでキャプテン、ポジションはスタンドオフの虎哲くん。なんと幼稚園からラグビーをしていて、プレイ歴は間もなく7年とか。インタビューのさわりの部分をお伝えしましょう。
ーーーボールを持ってピッチに入る時、どんな感じだった?
虎哲くん…ピッチに出るのに通路を歩いていたら、だんだん歓声が大きく聞こえて来て。
選手と話したかったけど、どうしてもダメで。悔しいなあ、って思ってたらエディーさん(ヘッドコーチ)がわざわざ声を掛けにきてくれたんです。

ーーーえっ、エディーさんが! びっくりしたでしょう?
虎哲くん…そうなんです。テレビでは怖そうに見えるのに、ボクには優しく話しかけてくれて。
握手しながら、「ジャパンは絶対勝つからね」とだけ言って、ピッチへ送り出してくれました。

ーーーレフェリーと入場して、選手といっしょに並んだよね。その時に思ったことって何?
虎哲くん…国歌は先に南アフリカでしたよね。サポーターは南アの人がいっぱい来てると思ってたんですけど、「君が代」も同じくらい大きな声で聞こえました。「ああ、日本人のみんながたくさん来てるんだ」ってわかってうれしかったです。

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▲ピッチの真ん中に立つ虎哲くん▲

ーーー試合の最後のことだけど、後半39分に日本が3点負けててペナルティ取ったよね。もし、虎哲くんがキャプテンだったらどうしたかなあ?
虎哲くん…南アが相手なら引き分けだってうれしいから「五郎丸、君なら大丈夫。蹴ってくれ」って言ったと思います。ぜったいスクラムなんて選ばなかったでしょう。
でも、ジャパンはスクラムをえらんで勝っちゃったんですからね。すごいですよね。
スタンドで周りの人から次々とお祝いされて握手されて、もう何だなんだか………。
エディーさんはボクとの約束を守ってくれましたしね。
こんなうれしい体験、生まれて初めてです。本当に選ばれて良かった、って改めて思いました。
われらがラッキーボーイ、虎哲くん。
ボールを持って運んでラグビーの歴史を変えるきっかけになったんですから、彼には「ジャパニーズエリス」の称号を与えたいと思いませんか。きっとラグビー校の先生たちも認めてくれるでしょう。

次回の日本大会のとき、虎哲くんは高校1年生。
日本でのラグビー人気定着に向けて、一役買ってくれると良いですね。
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