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【ラグビーW杯現地観戦者必見!】英国の「めんどうな習慣」あれこれ


2015年9月14日

【ラグビーW杯現地観戦者必見!】英国の「めんどうな習慣」あれこれ
2015年のラグビーW杯は英国で開かれます。観戦に参戦される方、英国ならではの「めんどうな習慣」を知っておきましょう!

アイコンタクトと言葉

日本のサービス業では、「マニュアルに沿った対応」「できるだけ口をきかなくてもいいシステム」が顧客にとっても店員にとっても便利にできているように感じます。極端に言うと、日本の習慣って「他人の顔を見ない、目をあわせないように暮らしている」ような気さえしますが、英国ではそれが通用しません。
英語ができなくても、規模の小さい
お店に入る時と出る時は必ず「ハロー」「サンキュー」と挨拶をしましょう。何も買わなくて店内を見るだけでも、そんなときこそよりきちんとお店の人に挨拶だけはしたいものです。
日本人にとって結構辛いのは、スーパーのレジの人とのおしゃべり。無言で商品を渡したりするとものすごく警戒されます。きっと。ぜひ一言、挨拶をしてくださいね。

レディーファーストに気をつけて

英語の辞書には「レディーファースト」という言葉は載っていません。ところが、だいたいはジェントルマンがドアを開けて待っていてくれたり、地下鉄に先に乗せてくれたりします。
ご夫婦で町歩きをされるとき、ご主人が周りに気を使わないと(もちろん奥さんに対しても!)結構冷たい目で見られます。視線が突き刺さるようなことはなさらないようにしてくださいね。
レディの皆さん、ジェントルマンに道を譲られたら、笑顔でお礼を言いましょう。

信号は守らない、自分で確認

車が来ない、と判断して道路を横断する人がほとんどです。逆に観光客が多いエリアではきちんと守る人が多くてかえって不思議な感じがします。
信号のないところでの横断などは、車の運転手とやはりきちんとアイコンタクトを取りましょう。車を止めてくれたら、手をあげるなど、合図をしてくださいね。
また、エスカレーターは右側に立つ習慣があります。日本の首都圏とは逆です。急いでいる人のために左側はあけておきましょう。

列にきちんと並んで順番を守る

とにかく列に並ぶことだけはとても厳しいです。守らないと非常に嫌われます。ただ、バス停だけは全く列を作りません。これまた謎なのですが。
逆に列を作らないのに不文律的に順番が形成されるのが、パブのカウンターでビールを買う時。傍目には「カウンターの周りに群がっているだけ」のように見えますが、だれもが自分の番を承知してオーダーしてますし、サーバーを握る主人も次が誰だかちゃんと把握してます。この前私は東京で「Hub」に行きましたが、スタッフが順番に並ばせているのを見てメチャクチャ驚きました。日本だとそうでもしないと不公平!って思われちゃうんでしょうね。

混んでる電車は見送る

日本人の目には「ちっとも満員じゃない、真ん中がスカスカ」なのに、ドアのところだけが混んでいると電車に乗らない人がほとんどです。急いでいるときは周りの人に『謝りながら』乗り込むようにしましょう。日本でなら全く普通のことをしているのですが、黙ってやるととても嫌がられます。
英国の地下鉄やバスは車内での携帯電話でのおしゃべりは許されています。シートが結構汚れているので、座る時にはちょっと注意してくださいね。

バスはオイスターカードがないと乗れない

ロンドンでは赤い二階建てバスへの現金での乗車はできません。非接触式のIC交通カード「オイスターカード」か、その日有効の一日乗車券に当たる「トラベルカード」を用意しましょう。地方都市に泊まられる方は、ロンドン往復チケットに「トラベルカード」が付いたものを買うのが良いでしょう。
バス停の表示で頭に「N」が付いたバス番号は夜間(Night)バスなので昼間は走っていません。時々昼間にNバスの時刻表を真剣に見ている外人さんがいます。気をつけてくださいね。
自分の乗りたいバスが来たら、片手をまっすぐ前に突き出して運転手に合図をしてください。

タクシーに乗る時

まず、車に乗り込む前に車の外で助手席の窓越しに運転手と行き先の交渉をします。オッケイだったら、ドアを自分で開けて(自動ドアではありません)乗り込みます。向かい合わせの座席が珍しいからと後ろ向きの座席に乗るのもいいのですが、間違いなく酔います。目的地に着いたらまた自分でドアを開け、車から降りて運転手にお金を渡します。
ロンドンでタクシーの運転手になるためには何年も勉強して、超難関の資格試験に合格しなければなりません。世界一優秀といわれるロンドンタクシー、一度は乗ってみたいですね。

お持ち帰りはテイクアウェイ

ロンドンではファストフードなどのお持ち帰りを「テイクアウト」ではなく「テイクアウエイ」と言います。
店内で飲食する時(イートイン)とテイクアウエイではメニューの値段が変わります。これは食品かサービスかによって税率が変わるためです。マクドナルドとKFCはどちらでも金額が同じ。税金が常に含まれているようです。
英国では公園のベンチや芝生の上で何かを食べたり飲んだりすることは、ごくごく普通のこと。(雨が降っていなければ!)そういった場所もいたるところにありますので、混んでいるお店に入るくらいなら、いっそテイクアウエイのほうが気持ちいい場合がありますよ。

チップやサービス料のこと

チップもめんどうな習慣のひとつ。レシートをよく見て、支払額にサービス料が含まれていればそのちょうどの金額を払えば良いでしょう。
ただ、店によって「サービス料はいただいていません」とレシートにわざわざ書いてくるときもあるので、そのときは全体の10〜20パーセントを目安にチップを渡すようにしたいものです(なお、店の方が自分たちで乗せて来る場合の標準的サービス料は10〜12パーセント)。
レストランでは、注文したものがそろうとスタッフが必ず声をかけてくれます。問題がなければ「サンキュー」と笑顔で応えてくださいね。

英国の天気

変わりやすい英国の天気。朝どんなに晴れていても出かける時は必ず傘を持ちましょう。英国人は「少しくらいの雨なら濡れても」と小雨だと傘を差しませんが、やっぱり濡れるのはイヤじゃないですか……
日差しにだまされて薄着で出かけて痛い目に遭うこともしばしば。思っているより気温がグンと低く、風邪をひいちゃうことがあります。特に秋は一枚余分に着るか、羽織るもの必携です。
湿度も低いので乾燥対策のグッズもお忘れなく!

そのほか………知っておきたいこと

1階はGと表示(Ground floor)されるので日本の2階が1階となります。
紅茶でレモンティは存在しない……に等しいです。ハーブティはいろいろありますよ。
タバコは外で。レストランに喫煙席はありません。
またタバコの販売は店頭にむき出しで並べることが禁止されました。たいていはレジの後ろにあるとびらつきの戸棚に目に触れないよう並べて売られています。値段はびっくりするくらい高価です。

いろいろ気になることや心配事も多いかもしれませんが、英国での滞在、思いっきり楽しんでくださいね。

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