中国のホテルや国内線はネットでも取れる？

新幹線の切符もネット予約可能

旅の準備に当たり、多くの人はインターネットで検索して、飛行機を探したり、宿を取ったりするかと思う。中国のインターネットは良く知られているように「世界のネットワークとの間に壁がある」ので、旅行の手配をするのに、情報があまり得られないのではないかと思う人もいるようだが、それは大きな誤解だ。実は中国にも非常に充実したデータベースを持つ旅行関連サイトがあって、ホテルをはじめ、国内外の航空券、さらに中国版新幹線「CRH和諧号」の予約ができるようになっている。
お勧めは、ctrip.com（中国語では「携程旅行網」）だ。発足当時は中国語のサイトのみでほそぼそと運営していたが、現在では英語版や日本語版を持つ、中国最大のオンライン・トラベル・エージェンシー（OTA）。米国の株式市場NASDAQにも上場している。
日本語版に関しては、日本人の中国旅行にローカライズされた仕様になっていて、決済も国際クレジットカードで可能。宿泊や航空券の購入などで得たポイントは、航空会社のマイレージプログラムに加算することもできる。中国国内の携帯電話番号を持っているとそこへSMSメッセージを流してくれたり、万一の際に電話をかけてくれたりするのでさらに心強い。国内線航空券については、日本国内で買うと割高なため、同社のサイトを経由してEチケット発券するのが望ましいだろう。また、鉄道チケットはオーダーすると、顧客が希望する場所への配達または指定個所でピックアップするような形となっている。

国際的なホテル検索エンジンも使える

ホテルに関して言えば、世界的なネットワークを持つウェブサイトでも中国国内の施設が予約できる。日本語版もあるbooking.comやエクスペディア、Agoraなどが有力。さらに、日本で運営されているウェブサイトとしては、楽天トラベルが比較的便利なようだ。
ただ、サイトによって価格のばらつきがあるので、いくつかのサイトを開けて、価格的に有利なソースから予約を入れることにしよう。ただ、中国の地元資本のホテルはctrip.comの方が圧倒的に提携先が多い。

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