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新国立競技場計画は白紙に=ロンドンにある、お見事な「ザハ女史作品」


2015年7月17日

新国立競技場計画は白紙に=ロンドンにある、お見事な「ザハ女史作品」
ついに「白紙から再スタート」となった、新国立競技場の建設計画。あの「キールアーチ」を設計したザハ・ハディド女史の作品がロンドン五輪のメイン会場に残っています。

ザハ氏の代表作がロンドン五輪パークに

 
 予算や工期の問題から、計画が「白紙から見直し」となった新国立競技場の建設。”あのキールアーチ”を設計したザハ・ハディド氏の作品が、ロンドン五輪のメイン会場「クイーンエリザベスオリンピックパーク」のアクアティックセンターとして残っています。同施設は、五輪中には水泳の競技会場として利用されました。
 ただ、当時は観客席を増やすため、仮の姿をしていましたが、五輪終了後に仮設席を外しガラス壁をはめ込んで、ようやく本来の形に「完成」となりました。一般向けに開放されたのは五輪終了から約1年半後のこと。つまり競技施設は「五輪時の姿が完成形」である必要はないことを物語る一例といえるでしょう。

おっと!この形状はどこかで見たことがある!

写真はCGですが、実際にこの現物が五輪パークに存在しています。
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ハディド女史事務所Webが公開しているロンドンアクアティックセンターのCG ©Zaha Hadid Architects, London

2014年2月に一般公開、現状はこの状態

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ロンドンアクアティックセンターの外観。曲線が伸びる建物がそれ

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アクアティックセンターの内部。左右のガラス部分に仮設観客席があった

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アクアティックセンターの外構(側面部分)

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ザハさんお得意の「端を伸ばすデザイン」がここにも

2012年2月に初公開されたときの記録

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仮設席の下部部分(現在は取り外されていて一切残っていない)

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2階席はすべて仮設(現在は取り外されていて巨大ガラス壁になっている)

2012年7月、ロンドン五輪期間中の記録

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五輪期間中のアクアティックセンターのほぼ全貌

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五輪期間中のアクアティックセンターの正面

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アクアティックセンターの観客席部分(現在は全く無い)
アクアティックセンターのWeb
http://londonaquaticscentre.org/
観光客でもだれでもお金を出せば泳げます。

ザハ・ハディド 新国立競技場 ロンドン五輪

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