ラグビーの聖地・トゥイッケナムに行こう!(前編)
2015年7月16日
2015年秋、ラグビーワールドカップ(W杯)がイングランドで開催されます。トゥイッケナムはロンドン西部にあるイングランド代表のためのラグビー場。W杯は9月18日、この「聖地」で開幕を迎えます。
日本代表も今秋のW杯に出場!
「新国立競技場のゴタゴタ」で、ラグビーにもW杯があることを初めて知った方も多いかもしれません。日本代表は第1回大会から途切れることなく出場、今大会では予選リーグ突破、ベスト8進出を狙っています。海外のラグビー界は、2019年の日本大会について「初のアジアでの開催」ということで大きな期待を寄せています。ちなみに2015年大会で日本代表の予選リーグの試合は「聖地」では組まれていませんが、「念願のベスト8進出」がかなった場合、決勝トーナメントの初戦はここで戦うことになりそうです。

聖地は100年以上の歴史を持つ
さて、英国が発祥とされるスポーツはいろいろありますが、ラグビーもそのうちのひとつ。聖地・トゥイッケナムスタジアムは2009年に創立100周年を迎えました。試合が行われる日には、ロンドン南部にあるウォータールー駅にラガーシャツ姿のラグビーファンが大勢出現します。列車は増発されますが、ロンドンでは珍しく「日本のような」満員電車になることも。車内で盛り上がっちゃうファンもいますが、おおむねラガーマンは「ジェントルマン」なことが多く、ニコニコしながら目的地に着くまでの時間を楽しむ、といった雰囲気です。ウォータールーからトゥイッケナム駅まではおよそ25分です。
トゥイッケナム駅からスタジアムまでは、住宅地の中を20分ほど歩きます。沿道には、国旗や応援グッズが並んだ屋台や、ハンバーガー、ホットドックなどの食べ物の店が出ています。自宅の軒先で試合の日だけ、ホームメイドのクッキーやマフィンを家族で販売する家もありますよ。

スタジアムに到着!
トゥイッケナムは収容人員8万3,000人を誇る、英国でも最大級のスタジアムの1つです(ここのサイズに、新国立競技場のキャパシティを合わせようとしたのかどうかは良く分かりませんが)。住宅地を抜けた路地の向こうにいきなり見えてくる上、周辺に人家しかないのでかえって
その大きさがあまり実感として感じられません。しかし実際には東京ドームと比べて2倍の観客が入るんですよ。
巨大な銅像の前で記念撮影をする人、チケット売り場に並ぶ人……観戦を前にだれもがわくわくしているようです。試合開始1時間半前には選手たちが正門へとバスでやって来ます。徐々に興奮が高まりますね!(つづく)

トゥイッケナムスタジアム
Whitton Rd, Twickenham TW2 7BA
http://www.englandrugby.com/twickenham/
試合がない日は、スタジアム内部を見学できるツアーもある。
Whitton Rd, Twickenham TW2 7BA
http://www.englandrugby.com/twickenham/
試合がない日は、スタジアム内部を見学できるツアーもある。